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2024年4月21日日曜日

新年度のご挨拶 〜 診療所かわら版2024年4月号より 〜

例年になく少なかった雪が解け、畑の土が顔を出していますね。たった1分の通勤時間でも日差しに、はっきりと春を感じます。診療所は3人の新任の医師を迎え新たなスタートを切りました。この数年不在だった副所長クラスに堂坂医師が着任。「いつか一緒に仕事ができたらうれしいな」と思っていた頼もしい大学の後輩で、本当にうれしく思っています。
さて、診療所の医療は2024年度、大きな変化が2つ予定されています。
 
【増改築工事の完了とデジタル化の推進】
 増改築の工事が終わり、4月には利用が始まります。長年課題となっていた発熱外来の患者さんの動線の完全な分離、感染・災害対策のために必要な備蓄品の保管場所の確保、この20年で大きく変化した医療環境に対応するための診察室や会議室の増設など。住民の皆様には見えにくい部分もありますが重要な内容がつまったものです。そして、村のスーパービレッジプレジェクトと協力して進めるデジタル化も目玉となります。発熱外来やインフルエンザ・コロナワクチンの予約をスマホでできるシステムがその筆頭です。それ以外にもオンライン診療の利用促進、健康保険証のマイナンバーカード化への対応とそれを利用した新たな形での医療提供の姿も示していきたいと考えています。
 
【医療費(診療報酬)改定】
 皆様が医療機関を利用するときの医療費は2年に一度全国一律で国が決定する、ということを皆様はご存知でしょうか? 今年はその改定が行われ、6月の診察から適用されるようになります。
 今回は皆様にとって一番身近な外来診療の医療費が大きく変わる予定です。更別村診療所は十勝で唯一の「機能強化型在宅療養支援診療所」という質の高い地域医療を提供する特別な医療機関として国から指定されていることから、医療費の面でも高く評価されました。
「高く評価された」というと聞こえがよいのですが、お会計でお支払い頂く医療費が6月から「値上がりする」という意味でもあります。今年の医療費の改定は全国に広がる物価の上昇と賃上げへの対応という側面もあり、自分たちでものの値段を自由に決められない医療機関にとっては重要なものです。
 住民の皆様にとってはプラスに感じる点もマイナスに感じる点もあるかも知れませんが、2024年度もどうかご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

2022年7月20日水曜日

 

熱中症にご注意ください

 やっと暖かくなってきたと思ったら急に暑くなってきました。また、最近は毎年のことですが熱中症にご注意ください。実際には高齢者の熱中症は室内で起こっています。室内でも室温チェックやエアコンの使用、水分補給をこまめに行いましょう。遮光カーテンやすだれ、打ち水の利用も効果的です。

外出時は特に注意してください。日傘や帽子の着用、こまめな休憩と水分摂取を心がけてください。また、暑い日にはなるべく外出を控えることも重要です(吹雪の日に外出しないのと同じです)。どうしても出ないといけない場合は、涼しい時間帯を利用して外出することも大事ですね。のどが渇いてから水分摂取をしても間に合わないことがあるので、のどの渇きを感じていなくても水分摂取をしましょう。運動をしている時は時間毎に皆で一斉に水分補給の休憩をしましょう(15-20分毎)。ゲートボールやパークゴルフは時間制限がないので自分達で時間を測りましょう。(重原)

2022年6月11日土曜日

 マダニの季節になりました

 やっと暖かくなってきて、草刈り、山菜取り、山登りの季節になり草むらや笹を分けて入る時もあるのではないでしょうか。草刈りや山菜取りではしゃがむことも多いですし、山菜取りは下草や笹が茂った所を分け入ることも多いでしょうか。山登りもまだこの時期は登山道の笹刈りがされておらず、笹を分けて登ることもあると思います。そのような場所で作業をしたり歩いたりする時にマダニに咬まれることが多いようです。

 ひとくちにダニと言ってもマダニは家で咬まれて痒くなるダニとは異なります。マダニは山林内の笹や草地に生息しており、北海道では特にシュルツェマダニという種類が道内全域に生息しています。北海道のマダニは咬まれる事だけが問題ではなく、ライム病という病気を発症することがあります。ライム病は咬まれた部位が赤くなって、インフルエンザのような頭痛や発熱、関節痛を伴う病気です。ですので、当院をマダニに咬まれたということで受診された際は、咬まれてからの日数や咬まれた部位の状態をみて抗生剤を処方することがあります。厚労省から右図のようなリーフレットが出ているので参考にしてください。

 過度に心配する必要はありません。暖かくなってきたので適度に外に出て日光に当たりましょう!!(重原)


2021年3月6日土曜日

今知りたい! 新型コロナワクチン講座 診療所かわら版 2月号より

 

メディアで新型コロナワクチンに関する様々な情報があり、適切に判断するのが非常に難しいと思われます。最新の情報を診療所医師の見解も含め、紹介します。更別村での具体的なワクチンスケジュールに関してまだ未定なので、しばらくお待ちください。

分からないことは診療所の医師に気軽にご相談ください!

 

「どういったワクチンなの?」

複数の製薬会社から出ていますが、現在開始予定になるワクチンはメッセンジャーRNAワクチンという新しい技術を用いたワクチンです。これらのワクチンが接種されると、ウイルス表面のトゲの部分(図の〇部分)のタンパクが作られ、それを元にウイルスに対する免疫がつくことになります。生きたウイルスはワクチンの中には入っておらず、またすぐに処理されるため人間の遺伝子の情報に変化が加わることもありません

接種回数は2回、間隔を3週間空けて接種します。筋肉注射で、肩の上のほうに注射します。自己負担費用はかかりません。


「効果はどうなの?」

今あるワクチンと比較しても、発症予防効果が非常に高いもの(95%以上)となっています。ちなみにインフルエンザワクチンの発症予防効果は約50%です。ここでいう発症予防効果とは、「水を接種した人の発症率よりもワクチンを接種した人の発症率のほうが95%少なかった」ということです。新型コロナウイルスで重症化の危険が高いとされている高齢者・基礎疾患をもつ人でも、65歳以上の発症予防効果が94.7%、重症化の危険がある人の発症予防効果が90.9%と高い効果が期待されます。また感染した際の重症化を防ぐ効果も期待されています

 

「安全性はどうなの?」

基本的には安全に大きな問題はないと考えられます。最も頻度が高い副反応は注射した部分の痛み(接種後1224時間に強い)です。全身の副反応(だるさ、頭痛、発熱など)は概ね2日以内に改善します。

 

「アナフィラキシー(重いアレルギー反応)は大丈夫?」

ワクチン接種後の危険な副反応としてアナフィラキシー(複数の臓器に急速に現れる緊急性のあるアレルギー反応で、息苦しさ、失神、下痢、皮膚の症状など)があります。他の薬と比較して特別アナフィラキシーの頻度が高いわけではありません(図参考)。接種後短時間で起きることがほとんどなので、接種後30分間は院内でスタッフがすぐ対応できるように経過観察する時間を設ける予定です。もし起きたとしても、薬を使えば必ず治りますワクチンや薬、食べ物などでアナフィラキシーを起こしたことがある人は慎重に検討したほうがよさそうです。アナフィラキシー以外のアレルギー(花粉症、食物アレルギー、アトピーなど)は大きな問題はないとされていますが、心配な人は医師と相談しましょう。

 

「まだわかっていないことは何?」

・ワクチンの予防効果がどのくらいの期間続くかわかりません。

・無症状の感染に対しての予防効果ははっきりしたことは不明です。

・他の人への感染を予防できるかは不明です。ただ症状のある人を減らすことで感染拡大は予防できるだろうとされています。

 

「現時点の診療所医師としての考えは?」

安全性に重大な問題はなく、十分効果があるため、ワクチン接種は望ましいと考えます。人によって背景やワクチンの考えが異なるため、それぞれ正しい情報を元に判断することが望ましく、今回の情報も参考に考えていただければと思います。またワクチンを接種したとしても、当面は現在の感染対策の継続が必要となりますので、油断しないことも大切です。引き続き皆さんのご協力よろしくお願いいたします。 


 

2019年12月26日木曜日

年末年始の診療のお知らせ

令和元年が終わりを迎えようとしています.
年末年始の診療についてお知らせします.
年末は12月30日(月)午前まで通常通り診療し

12月30日(月)午後から1月5日(日)まで休診です.
年始は1月6日(月)より通常診療を開始します.

なお,
休診中も急な病気やケガ のご相談には応じます.
お電話(0155−52−2301)でご相談下さい. 

2019年7月29日月曜日

みんなでやろう,ちょいリハ 〜どんぐり通信2019年6月号より〜

みなさん最近このような事ありませんか?
チェックしましょう!
① 外に出かけなくなった
② 家でつまずくことが増えた
③ トイレで立ちにくくなった

これらは「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態です。
これには運動習慣が大事ですが、なかなか難しいですよね…そこで!
普段の生活の中で、ちょいリハをしましょう!


● 台所でかかとあげ
背筋を伸ばす!















● テーブル拭きでバランス

支える肘は曲げない!















● トイレで立ち座り 
膝を足先より前に出さない!
















頑張りすぎず自分のペースで続けることが大切です! 
自分で運動を組み合わせるのが難しいという方は、診療所の医師、又は作業療法士石川にご相談ください。





2019年7月21日日曜日

少々お待ちください(待ち時間について)〜診療所かわら版2019年7月号より〜


受診いただいた皆様を長時間お待たせしてしまうことが多く、 大変心苦しく思っております。当診療所としましても工夫して おりますが、対応しきれない点はご理解ください。

Q. なぜ 待ち時間が長くなってしまうのか? 
① 様々な年齢の患者さんの、あらゆる健康問題を扱うため。
→ 他の病院では相談しにくいお悩みをお聞きしたり,予防活動を行ったり、時にはご家族についてや人生についてもご相談したりしています。また,ご高齢の患者さんは同時に複数の健康問題を抱えている方が多いです.そのような方を健康問題毎にバラバラに診察するのではなくお1人の人として統合的にケアすることが大事で時間がかかることもあります.

② 医学生や研修医等の教育も担っているため。
→ 更別村が安定的に医師を複数確保でき,地域の多様な医療ニーズにお応えできているのは「教育」を行っており,「更別で働きたい,学びたい」と思う若いDrが来てくれるからです.

③ 外来以外にも医師の仕事がたくさんあるため。  
→ 医師の仕事は通院される患者さんの診察だけではありませんので,全員で外来通院の患者さんの診察に当たることはできません.訪問診療の患者さん、入院患者さんの診察やご家族との面談もあります. 予防接種、各種検査や健診、会議や書類作成など…。 4名の医師全員が毎日フル稼働で様々な仕事をこなし,夜間や土日祝日も交代で診療に当たっていることをご理解下さい.

Q. 解決策 はあるのか? 
① 混雑する時間帯をお避けください!
→ 朝一番、午後一番、夕方最後は大変混雑します。

② 予約の時間枠をご利用ください!
→ 午前中、診察前に検査がなく、診察医を指定しない方にご利用いただけます。
 時間通り来られる方が対象です。詳しくは医師または看護師にお尋ねください。

③ 優先診察を実施しています。
→ 急なケガや発熱のほか重症の方、および未就学児をお連れの方は、優先して診察しております。順番が前後することもありますが、ご理解お願いいたします。

文責:田尻(サービス向上委員会)追記山田(HP担当)

2019年3月29日金曜日

春の不調にご用心! 〜診療所かわら版3月号より〜

朝晩の冷え込みもやわらぎ暖かい日差しを感じる日が多くなってきました。苗の準備や農機具の整備など仕事も忙しくなってきたとお聞きすると春だな~と思います。
春は卒業・入学・進学などおめでたい出来事もあり新たな生活に期待が膨らむ一方、気候や生活環境など変化も多く不安や心配事などストレスを感じやすい時期でもあります。適度なストレスは人間的な成長を促すものですが、過剰なストレスはメンタルヘルスの不調や生活習慣病など身体疾患のきっかけになることもあります。
ストレス反応は、下記のように身体面・心理面・行動面に様々な反応が現れます。

  •  身体面
   疲労感 肩こり 腰痛 動悸 息切れ 血圧上昇 頭痛 睡眠障害 食欲不振 下痢 便秘 など
  •  心理面
   イライラ あせり 不安 落ち込み 集中力の低下 やる気が出ない マイナス思考 など
  •  行動面
   過食 過激な飲酒・喫煙 何かしていないと落ち着かない 買い物依存 など


自分や家族のストレス反応に気づいたら、生活リズムを整える栄養バランスの良い食事をとる、休養をとる、気分転換をするなど早めに対応することが重要です。
ストレス反応の程度が重かったり長期間続いたりする場合には、当院にご相談ください。診察の結果、当院で治療をする場合もありますが、専門医の診察が必要な疾患や状態であることがわかった場合には適切にご紹介いたします。

医師 棟方智子

2019年3月23日土曜日

離任のご挨拶 〜診療所かわら版 2019年3月号より〜

安達記広(あだち のりひろ)

更別村の皆様、3月をもって更別村での勤務が終わりとなります。この地には2年間いましたが、非常に住みやすい村でした。その中で息子もスクスクと育ち、妻も勤務に復帰出来ました。これも村の人達が暖かい気持ちを持って接してくれたからだと思っています。本当にありがとうございました。
私の方は慣れない環境と業務から悩み、苦しむことも多かった2年間でした。その中で患者さんから「話を聞いてくれてありがとう」、「先生と話をして安心しました」、「また診てね」という声かけが励みとなり頑張ることが出来ました。診療所や他職種のスタッフの方々にもお世話になった一方でご迷惑をかけることも多く、この場を借りてお礼とお詫びを申し上げます。この2年間は「地域に求められる医師のあり方」について本当に多くのことを学ばせて頂きました。この診療所でしか経験出来ない貴重な学びが多く、私にとって大変意義のある2年間でした。4月からは職場は変わりますが更別で学んだことを忘れず、家族と共に新天地で頑張っていきたいです。2年間本当にお世話になりました。皆さんお元気でお過ごし下さい。

安達ひろむ(あだち ひろむ)

こんにちは、安達ひろむです。ちょうど1年前、この場をお借りして新任の挨拶をさせていただいたのが、ほんのついこの前のことのように感じております。この度はお別れの挨拶ということで、時の流れの速さにただただ驚くばかりです。
今年度は産休・育休明けから始まり、子どもを保育園にお願いして、今までと働き方がガラッと変わった状況の中で、周囲のみなさんのサポートを借りながら、外来診療と訪問診療をメインになんとか1年間働くことができました。
更別はとてものびのびとしていて、活気に溢れるところだなと肌で感じながら、美味しいものもたくさんいただきました。更別での生活は過ごしやすく、そして楽しかったです。
今後はひとまずは帯広での勤務となりますが、時折研修のために更別へ足を延ばす機会もあるかと思います。見かけたときは、是非声をかけてくださると嬉しいです!
1年間本当にありがとうございました。



澤谷裕子(さわやゆうこ)

こんにちは、澤谷です。
更別国保診療所に勤務してちょうど10年になります。あっという間の10年でした。外来では、患者さんの名前を呼び間違えたりとそそっかしい私。色々な方に多大なご迷惑をかけた事でしょう。
しかし、患者さんやスタッフの方々に温かく見守って頂き、無事に楽しく過ごす事が出来ました。
たくさんの方と出会い、色々な事も教えて頂きました。また患者さんから「ありがとう」と言葉を掛けられた時は本当に嬉しかったです。私も日々感謝の気持ちを忘れずに、これからも過ごして行きたいと思います。
長い間お世話になりました、本当にありがとうございました。


2018年10月13日土曜日

北海道胆振東部地震の経験 〜診療所かわら版2018年10月号より〜

 9月6日深夜3時、ついに北海道にも大きな地震災害が発生してしまいました。十勝の私たちの生活はほぼ正常化している一方、被災地の復興はまだまだ先が見通せない状況と報道で伝えられております。1日も早い復興をお祈りするばかりです。
 さて、暖かい時期に、かつ比較的早期に生活が正常化できた今回の地震は私たちに多くの教訓を与えてくれたのではないでしょうか? 冬に,より長期に大きな災害に見舞われた時を想定し備えが必要なことに気づかされた方も多かったと思います。
 停電: オール電化の住宅では寒い季節に暖をいかにとるのか? 明かりや調理器具をどのように確保するのか? 情報を手に入れるためのスマホの充電やラジオなどの対策はできているか?
 断水飲み水、トイレの水など最低限必要な水は確保できるか?
 物流: 3日程度、調理が不要で保存の利く飲食物は準備できているか?
 自宅での生活継続が困難なときの避難先は? 家族の安否確認の方法は? 
 などなど…ご家庭で話合い準備を整えるよい機会ではないでしょうか。
 さて、医療機関である診療所も今回の地震では大いに学ぶことがありました。停電時、診療所は非常用電源が作動するようになっています。ただし、必要最低限の電力しか得られないため、レントゲンなどの医療機器が使えなくなったり電子カルテが一部の端末のみしか使用できなくなるなど、医療機関としての機能が制限されます。その中で地域住民の皆様の健康と安全をどうお守りするのかを考えなくてはなりません。
 今回の地震においても防災無線でお知らせしましたが、不要不急の受診をお控え頂いたり、物流が回復するまでの間、お薬は数日の短期間の処方にとどめさせて頂くなどのご協力を住民の皆様にお願いする場合もあります。
 大きな災害は私たちの地域でも起きる可能性があります。
 今一度災害への備え、考えてみませんか?                  

所長 山田 康介

2018年8月27日月曜日

おためし往診,利用してみませんか? 〜 診療所かわら版2018年8月号より

 「家にお医者さんがくるなんて、どんな感じかわからないから不安」という方も多いのではないでしょうか?そのため、「いきなり定期的な訪問診療の約束をするのはちょっと…」とためらう方もいることでしょう。
そこで、お医者さんが家に来て診察することを体験する制度「おためし往診」をしています。

日時: 木曜日 午後 30分~1時間程度
料金: 自己負担1割の場合  1回 1,000円程度+お薬代
おためし往診に関する質問は、診療所にお問い合わせください。 
電話 52-2301

2018年8月20日月曜日

待ち時間について 〜 診療所かわら版2018年8月号より

更別村国保診療所の医師は、総合診療科(家庭医療科)を専門としています。総合診療科の特徴の一つとして、乳児から高齢者まで様々な年齢層の、急性~慢性の病気やケガ等多くの疾患や問題をかかえる患者さんを対象に、日常的な「かかりつけ医」としてあらゆる健康問題の相談にのっています。そのため、診療時間が長くかかることがあります。また、医学生や研修医等の教育機関として見学・実習の受け入れも随時実施しているため、ご協力いただくことがあります。
現在混雑時の対策として、来院していただいた時点での待ち時間の目安や、診察している受付番号を掲示しておりますので、ご予定のある方は、看護師による予診の際に声をかけていただき一旦外出することも可能です。また、当日午後や後日の時間枠を予約していただくことも可能です。

時間枠予約とは、指定された日時から15分以内に診察が開始される予約です。
午前中の定期受診または発熱・ケガなどの再診で、診察前に検査予定が無く、医師を指定しない方に予約していただいております。ご希望の方は、医師または看護師にお声かけください。

急なケガや発熱、未就学児をお連れの方は、できるだけ優先して診察させていただいていますので、焦らずに受診してください。
当診療所は、84593016001630の受付は、毎日混雑する傾向にあります。可能であればその時間帯を避けていただくか、事前にお電話で混雑状況をお問合せください。また、山田所長は急な出張や会議で不在になる場合もありますので、ご希望の方は事前にお電話でお問い合わせください。

2018年5月11日金曜日

薬剤耐性(AMR) 知っていますか? 診療所かわら版2018年5月号より

薬剤耐性(AMR : Antimicrobial resistance)とは、抗菌薬(抗生物質)の使用により細菌が変化し、抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなることです。
現在、薬剤耐性によって世界では年間70万人が死亡しています。このままでは、約30年後には1,000万人が死亡すると予想され、がんの死亡者数を上回る可能性があります。そのため、厚生労働省は全医療機関に薬剤耐性対策に取り組むよう通達を出しています。
それを受けて当院では抗菌薬の必要のない風邪や急性下痢症で受診された方に、簡単なパンフレットをお渡しすることにしました。当院を受診される患者さんの多くが既にこのことに理解を示してくださっていることに感謝いたします。
細菌感染による肺炎等必要時には抗菌薬を処方しますので、決められた用量・用法を守って飲み切りましょう! 
医師:棟方



2018年4月19日木曜日

新年度のご挨拶 〜診療所かわら版 2018年4月号〜

村営牧場の日の出.




















 例年になく雪の多い冬でしたが、暖かい日が続き畑の土が広く顔を出し始めました。
 農家の皆さんは徐々に仕事が忙しくなってきた所と思います。
 ランニングが趣味の私も診療所の隣にある「健康増進室」を飛び出し、外を走り始めたところです。やはり外を走るのは気持ちがよいですね。同じく外を走ったり散歩される住民の皆様とのご挨拶にも心が癒やされます。
 さて、皆様は「在宅医療・介護連携推進事業」をご存じでしょうか? 超高齢化社会を見すえて、地域の皆様が安心してこの村で最後まで、自分らしく暮らせるための準備を平成30331日までに整えよう、という村の最重要事業の1つでした。
 この数年、診療所と役場保健福祉課、社会福祉協議会が協力して体制整備に取り組み、非常によい体制を整えることができました。今日はその一部をご紹介したいと思います。

(1)  訪問看護ステーションかしわのもり サテライト「はれ」の設置
更別村には訪問看護ステーションがなく、これまで鹿追町の「かしわのもり」の看護師さん来てくれていましたが、ついに今年更別村に事業所が設置され、訪問看護師さんが更別村に常駐します。在宅生活の医療面でのサポートがより充実します。
(2)  帯広市・つがやす歯科との業務提携
外来や訪問における虫歯や歯周病治療だけではなく、歯科医の視点で食事や栄養、介護などトータルでアドバイス頂ける、帯広市・つがやす歯科との業務提携を結びました。
(3)  連携コーディネーターの設置(募集中!)
まだ募集中の段階ですが、村民の方が帯広の大きな病院に入院したときにスムーズに安心して更別での生活に戻れるようサポートする新しい職種を診療所に配置する予定です。

 元気に自立してお暮らしの皆様にはまだピンと来ないかも知れませんが、いざ病気をして日常の暮らしにサポートが必要となったときに、必ずや頼れる存在になって下さいます。そしてこれは他の町村ではまだ実現できていないところが多いのです。
 やるべきことはまだまだ山積みではありますが、少子高齢化を迎えるこの村のこれからの数十年を明るいものにするための土台になることは間違いありません。

 こういった取り組みを広く住民の皆様にお知りいただけると幸いです。


2018年1月14日日曜日

年末年始のご挨拶 〜あたらしい医時代に向けて〜 かわら版2017年1月号



天皇陛下の退位が平成31年4月30日と発表されました。平成からどんな元号に変わるのかなあ?などと家族内では少々盛り上がっています。と、新しい時代の到来を予感せずにはいられない今日この頃ですが、医療や福祉、地域のあり方もこれからの数年で大きく変わって行こうとしています。

背景にあるのはやはり少子高齢化、人口減少、そしてそれに備えるための制度面の変化です。キーワードは「プライマリ・ケア」と「ごちゃまぜの地域づくり」、と私は考えています。

プライマリ・ケア

日本の医療はこれまで「病気になったら病院に行って病気を治して日常生活に戻る」という考え方が支配的でした。しかし、現代は医学の発展などにより「病気を抱えながら生活を続ける」ことが普通になり、「人とその生活に寄り添う」医療が必要とされる時代になりました。人とその生活に寄り添う医療のあり方が「プライマリ・ケア」です。実は今世界中でこの「プライマリ・ケア」のシステムを整えることが急務とされ、その専門医として位置づけられているのが「総合診療科」の医師で、平成30年4月に専門医制度の大改革が行われ内科や小児科、産婦人科などと並ぶ基本的な診療科目として位置づけられる予定です。更別の医師は全員が総合診療科の専門医なのです。

ごちゃまぜの地域づくり



「プライマリ・ケア」という医療のあり方だけで「人とその生活に寄り添う」ことはできません。「予防」に取り組むことや病気や障がいを抱えて地域に暮らす人の生活を支える「福祉」の視点が欠かせず、しかもそれを専門職だけで担うことは難しい、ということが分かってきました。健常な人も高齢者も認知症の人も障がいを抱える人も住民みんながそれぞれこの地域に役割を持って支え合う「ごちゃまぜ」の共生社会。そのようなしくみを地域に作ることが次の時代に必要とされています。「在宅医療・介護連携推進事業」など様々な制度の後押しで更別でも取り組みが進められています。「いつまでも住みつづけたいまち」づくりをみんなの手で、ご理解・ご協力頂けるとうれしいです。

所長 山田康介

2017年12月17日日曜日

低用量ピルの処方をしています. 診療所かわら版 2017年12月号より

低用量ピルは、女性ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)を適切に調整することで排卵を抑制するお薬です。毎日1回1錠ずつ飲むことで、確実に避妊する(望まない妊娠を防ぐ、成功率ほぼ100%)ことができます。避妊をしたい女性が自分自身の意思で避妊できる方法です。(お薬を中止すれば、すみやかに妊娠できる体に戻ります)

また、毎月の生理に伴うつらい症状(生理痛、頭痛、肩こり、腰痛、めまい、吐き気、むくみ、イライラや憂うつなど気分の変調、乳房の張りや痛みなど)を軽くする効果や大人ニキビ・肌荒れ・多毛症の改善、生理が周期的になり出血量を減らす効果もあります。

試験や旅行など大事な予定にあわせて、計画的に生理日を変更することもできます。お薬を飲み始めたときに副作用(吐き気や不正出血等)が生じることもありますが、飲み続けることで軽減します。そのため、生理日の変更をご希望の場合は、大事な予定の2か月前にはご相談ください。来年1月~2月に試験等ある方は、12月中に受診されると良いですね。

その他にも子宮内膜症の予防・進行抑制、子宮体がんや卵巣がん・卵巣のう腫のリスク低下、乳房の良性腫瘍の発生率低下など避妊以外にも多くの効能があり、海外では広く普及(欧米では約40%)しているお薬です。

ただし、喫煙や高血圧、血栓症になったことがある等、静脈血栓症のリスクが高い方には処方できないことがあります。

お値段(診察料・薬代含)は、初診時2,100円、以後月1,640円です。

※ 冬期は暖房費加算あり  
※ 副作用等なければ長期処方(最長3か月)可能

避妊の相談や生理に伴うつらい症状でお悩みの方、大事な予定にあわせて生理日を変更したい方は、ご相談ください。           

医師  棟方 智子

便秘について 〜治療編〜 診療所かわら版2017年11月号より

今月は「便秘」について 治療編です。

現在多く使われているお薬は以下の2つです。他にも漢方含め幾つかあります。

①便を柔らかくするお薬
酸化マグネシウム(マグミット)、ルビプロストン(アミティーザ)など
便中の水分を多くし、柔らかくします。ゆるくなりすぎたときは自分で薬の量を調整できます。高齢の方ではマグネシウムの数値が高くなりすぎることがあるので時折血液検査で確認します。

②腸を動かすお薬
センノサイド、ピコスルファート(チャルドール)など
腸を刺激し動かします。市販の下剤は大体がこの作用です。
毎日使い続けると効き目が弱くなってしまうので、
数日便が出ない時に使います。


これはトイレを我慢してしまうお子さんに多いのですが、一度便が詰まってしまうとお薬を使っても効果が出ないことがあります。その場合は浣腸や摘便で詰まっている便をしっかり出す必要があります。
便がお尻まで来ていない、おならすら出ないなどあれば何か原因があって腸が詰まってしまっている可能性があります。お薬の副作用である時もあります。その際は受診して相談してください。

以上2回にわたり便秘シリーズをお送りしました。
古川

便秘について 〜生活習慣編〜 診療所かわら版2017年10月号より

今月と来月の2回にわたり「便秘」について書いていこうと思います。
便秘と言っても毎日出ないと気になる人もいれば私みたいに3,4日出ないのは普通だという認識の人もいます。要は個人の受け止め方次第です(一応定義はありますが)。
今回は便秘改善のための生活習慣についてです。
●食事
一日三食規則正しく食べ、食物繊維や乳製品を摂り、水分をしっかり摂りましょう。朝起きた時にコップ1杯のお水を飲むと腸が刺激されます。
●タイミング
一番便が出やすいタイミングは朝食後です。
●姿勢
腸の出口の構造上、「考える人」のように和式便所でしゃがんだ姿勢が理想的な姿勢と言われています。洋式トイレでは前傾姿勢になり、かかとを上げたり足台を置いたりして肘を太ももの上に乗せられるようにするといいです。
●運動
適度な運動は便秘の予防につながります。
●マッサージ
大腸の通り道に沿ってお腹を「の」の字にマッサージすると腸の動きが良くなります。

来月は治療編です。
古川

2017年11月5日日曜日

風邪薬の眠気は,ただの眠気ではない? 〜船木先生の薬の話 かわら版2017年10月号より〜

「風邪をひいたかな?」と感じた時、症状が悪化しないように早めに風邪薬を服用される方も多いのではないでしょうか。今月は、風邪薬を飲んだ時の副作用について、フナキ調剤薬局 船木達 薬剤師にお話を伺いました。    

風邪のつらい症状を抑えてくれる風邪薬ですが、風邪薬を飲むと眠くなることがあります。これは風邪薬の中に含まれている抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬の副作用です。アレルギー反応を抑える作用があり、鼻水やくしゃみ、花粉症や鼻炎など、広く一般的に使用されているので一度は経験したことがあるかもしれません。この抗ヒスタミン薬の眠気はただの眠気ではないということはご存知ですか?    


抗ヒスタミン薬の副作用は「鈍脳」と表現され、言葉のとおり脳の働きが鈍くなります。脳の活動が低下し、集中力や判断力・作業効率が低下し、眠気もでてくるというわけです。眠気が出ないから大丈夫・・・と思っていても脳の活動は低下しています。ブラックコーヒーを飲んで目が冴えても脳の活動低下は改善されません。お酒を飲んだ時、眠くはないけど真っ直ぐに歩けない・正常な判断ができないなどと同じような状態です。
抗ヒスタミン薬による脳の活動低下は、日本では認知度が低くあまり問題にされませんが、お酒(ビールで1リットル程度)を飲んだ時と同程度と言われており、アメリカでは抗ヒスタミン薬を服用すると車の運転を禁止している州もあります。

現在、病院や診療所で処方されている抗ヒスタミン薬の多くは、副作用の少ないタイプの薬で心配することはありません。しかしドラッグストアや薬店で販売されているものは副作用の多いタイプなので注意が必要です。気になる方は購入時に相談してみましょう。

新しいHPに移行します。

いつも更別村診療所をご利用くださりありがとうございます。 当診療所では長年Googleのブログをホームページとして皆様に情報提供して参りましたが、 決して閲覧しやすいものではありませんでした。 より利用しやすいホームページを目指して新たなホームページを準備中です。 9月1日に公開...