薬剤耐性(AMR : Antimicrobial resistance)とは、抗菌薬(抗生物質)の使用により細菌が変化し、抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなることです。
現在、薬剤耐性によって世界では年間70万人が死亡しています。このままでは、約30年後には1,000万人が死亡すると予想され、がんの死亡者数を上回る可能性があります。そのため、厚生労働省は全医療機関に薬剤耐性対策に取り組むよう通達を出しています。
それを受けて当院では抗菌薬の必要のない風邪や急性下痢症で受診された方に、簡単なパンフレットをお渡しすることにしました。当院を受診される患者さんの多くが既にこのことに理解を示してくださっていることに感謝いたします。
細菌感染による肺炎等必要時には抗菌薬を処方しますので、決められた用量・用法を守って飲み切りましょう!
医師:棟方
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