2023年7月26日水曜日

熱の入れすぎにご用心!~診療所かわら版7月号~

いつのまにすっかり…というより、思いっきり真夏になってしまいましたね。
真夏というより酷暑。四季を表す言葉というと盛夏とか、晩冬とか、どこか四季の変化を貴ぶ余裕や風流を感じる語が多いように思いますが、酷暑ばっかりは若干の恨み節を感じますね。昔の人も恨みたくなるような暑さというのがあったんでしょう、おそらく。
農作物が元気になっても、育ててるこっちがまいっちゃいそうですね。

読んで字のごとく、酷い暑さ。ここまでくると人間の身体も悲鳴をあげるのが相場ってもんです。
今日の東京なんて38℃だったそうですが、この数字、体温計に表示されたら立派に「お熱」ですよ、お熱。
人間の体温は36℃そこそこですから、酷い暑さになりますと体のお熱を外に出すことが苦手になります。そうすると行き場を失った熱ってのは体の内にこもります。人間の中が熱せられる…これを「熱中症」と申します。
熱いのがハートだけならいいんですが、残念ながら熱の方にはそんな分別はございませんで、熱せられちゃいけない人間のだーいじな臓器、そう、脳やら腎臓やらをダメにしてしまいます。そうなると動けなくなって救急車…ということも珍しくありません。侮ってはなりません。

有難いことに昨今は、厚生労働省が熱中症をどうやって予防したらよいか、わかりやすい資料を作ってくれています。その手引きを一部引用して今月のかわら版を作りました。よろしければご覧ください。
どうかみなさま、熱いのはハートだけにしておいてくださいますよう…




0 件のコメント:

コメントを投稿

かわら版 1月号より

カレンダーをみて気づいたのですが、令和の時代ももう7年目になるのですね。時の経つことの早さと同時に世の中の変化の大きさにも驚かされる毎日です。  令和元年末に始まったコロナ禍。令和4年ロシアのウクライナ侵攻、5年イスラエルのガザ地区侵攻と相次いで始まった戦争。自国第一主義と言われ...