2018年11月29日木曜日

雪道での転倒予防に 〜 診療所かわら版 2018年12月号より〜

 すっかり日が落ちるのが早くなり寒い日が続いております。皆さん体調は崩されていないでしょうか。今年更別で2度目の冬を迎える安達記広です。

 本日は「雪道での転倒予防」について話したいと思います。早速ですが、転倒で怖いのは「骨折」ですね。特に高齢者の方の骨折の8割以上は転倒によるものと言われています。
「骨折」から「寝たきり」になることも本当に怖いことです。
高齢者は若い人と比べると…
①筋力とバランス感覚が弱いこと
②目が悪いこと
③骨がもろいこと
等様々な要因が関係し転倒、骨折を起こしやすいので特に注意して下さい。
一方で若い人もある程度の強さで転べば骨折するということを覚えておいて下さい。
高齢者だけでなく、雪国に住む全ての人は転倒による骨折予防をするよう心がけなければなりません。以下に気をつける点を記載します。

① 服装について
 帽子、手袋をすることはもちろんですが、動きに影響がない程度でなるべく厚着を
 しましょう。これらは転んだ時のクッションとして働きます。
② 靴について
 足裏全面を覆うすべり止めのついた靴をはきましょう。
③ 歩き方について
 小さな歩幅で靴の裏面全体をつけ、なるべく路面をみながら歩きましょう。
 また、ポケットに手は入れず、買い物かごも両手で持たないことも大事です。
④ その他
 ゆとりを持って歩くことが大事です、急いで走って転んでしまえば若い人でも骨折してしまいます。歩くことに集中することも大事です。
 スマホなどを見ながら歩くことはやめましょう。
 また、お酒を飲み過ぎた場合、路面が極端に凍っている等の場合は、無理をせず誰かに送ってもらうなどの予防も大切です。

 以上に注意し、今年は転倒、骨折を村で「0」に出来ると良いですね。

                           文責 安達記広

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