2015年12月21日月曜日

インフルエンザについて

ついに更別でもインフルエンザの流行がはじまってしまいました.
今回はインフルエンザの診断や治療,登校・登園についてお知らせします.

<症状>
一般的な風邪症状(咳、鼻水など)の他に、38度以上の急な発熱、悪寒、頭痛、関節痛、全身倦怠感などの強い全身症状を伴うことが多いです。

<診断>
明らかな流行やインフルエンザ患者との接触がない場合は、迅速検査を行います。
この検査は、症状出現後24時間以内は偽陰性(本当はインフルエンザでも検査は陰性)になることが多いため、
症状出現後24~48時間の受診 
をおすすめします。
ただし、ぐったりしている場合や解熱薬がなく処方希望の場合等は、すぐに受診してください。

<治療>
インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス薬がありますが、持病がなく普段元気な方のほとんどは薬を使用しなくても約1週間で自然に治る病気です。
薬の持つ副作用のことも考慮して
抗ウイルス薬を使用しない という選択肢もあります。
(重症化しやすい幼児および高齢者、持病がある方には、抗ウイルス薬の使用をおすすめしています。)
抗ウイルス薬を使用する場合は、発症後48時間以内に使用開始することが必要です。また、熱が下がって症状がなくなっても、決められた期間の使用が必要です。これは、抗ウイルス薬に抵抗性を持ったインフルエンザウイルスに変化するのを防ぐためです。

<登校・登園について> 
学校保健安全法で定められています!
インフルエンザを発症した後5日を経過、かつ解熱した後2日
(幼稚園や保育園に通う幼児は解熱した後3日)を経過するまでは出席停止です。

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