この1年間で学んだことは色々ありますが、今までと一番違うことは、診療に携わる中で地域の方々の生活を思い浮かべやすくなったことでしょうか。都市部で診療をしていると誰がどこで何をしているか、地域の方々の生活が見えにくかったのですが、更別に来て外来でお話を伺う中で、例えば農家さんの生活がどんなものなのか、その大変さや季節ごとの医療機関との付き合い方などを垣間見ることができました。患者さんのお仕事を含めた『背景を理解する』ということは家庭医としてとても大切なことなのですが、その大切さを実感することができた1年でした。
皆様にいただいた経験を糧として、今後も医師としての研鑽を積んで参りたいと思います。