2023年12月28日木曜日

仕事納め。2023年も1年間お世話になりました!~診療所かわら版12月号

本日の午前診療をもって、年内の通常診療は終了となりました。

午後は恒例の大掃除。わたくし、小さい頃から掃除や片づけが大の苦手なもので、神経を使いすぎるのか掃除をした次の日に熱を出して寝込む習性があります。

…なんて頓狂な方はめったにいらっしゃらないと思いますので、この年末年始にお熱を出された方は無理をなさらずお休みいただくか、診療所にご相談ください。

2023年は新型コロナウィルス感染症が第5類になり、日常が戻ってくると同時に感染症の災厄も身近になった1年でもありました。

流行期は発熱外来の混雑等でご迷惑をおかけしましたが、みなさまにも診療所内でのマスク着用などの感染対策にも引き続きご理解を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

年末年始は帰省などで人の動きが多くなる分、コロナ流行前から感染症が広がりやすい時期と言われております。みなさま、感染対策を始めお体にはどうかお気をつけて素敵な年末年始をお過ごしください。

そして、もし体調に異変を感じた場合は無理をせず、お休みいただくか受診をご相談ください。診療所はいつもの土休日と同じく、年末年始も急患の方々は診療を受け付けております。

重ねてになりますが、今年2023年は大変お世話になりました。年が明けた2024年もどうぞよろしくお願いいたします。













2023年10月16日月曜日

眠りのおくすり飲まなきゃ…その前に!~診療所かわら版10月号~

毎月お届けしてます診療所かわら版ですが、いちおう編集会議というものがございます。
今回は趣を少し変えてかわら版ができあがるまでの裏側をちょっぴりご紹介。

毎月の編集会議で、季節の話題や、時期柄多くなるお悩み事などをいくつか並べてテーマを決めて、それに合う執筆担当を決めて…といったような流れでいつもご覧いただくかわら版の紙面ができてくるわけです。

10月の話題と申しますと「なんとかの秋」からアイディアが多くなるわけですね。
食欲の秋、運動の秋。あと何があったっけ?そんな会話をしながらテーマを選ぶわけですな。

しかーし、残念ながら(?)10月の執筆担当はワタシ、山田祐でしたもんで、以下のような話に。

・食欲の秋:ダイエットや食事制限でもテーマにしますか?いやいや、ワタシ赴任してから半年で(ヒミツ♡)kg太ったんでとても偉そうなことは言えませんよ(涙)

・運動の秋:ええと、働き始めてからほっとんど運動してないワタシが運動の記事を書けと??

…というように、会議でお姉様方に赤裸々な私生活を明かしながらご容赦頂いた次第でございます。
そんなこんなのやり取りを経て、季節の変わり目で相談をいただくことの増える「眠り」のテーマにたどり着いたというわけです。

秋口の記事だってのに「春眠暁を覚えず…」の書き出しに「?」となった皆様方、内幕ではこんなやり取りが交わされておりました。

来月は紙面のテーマ、なににしましょうかねえ。











2023年10月1日日曜日

インフルエンザ予防接種の申し込みが始まりました!

あれだけ暑い暑いと唸っていた9月が嘘のように、爽やかな秋風を感じる日々となりました。みなさま、お風邪など召されておりませんでしょうか。

こう冷えて参りますと心配になるのが冬風邪…そう、インフルエンザですね。

私どもの業界ですと、もはや冬風邪と呼んで良いやらわからないぐらいには夏にも患者さんがいらっしゃるなんて話が出たりするのですが、まあそれは置いておいて。

そろそろインフルエンザの予防接種をご案内するシーズンとなりました。下記にご案内を掲載しておりますので、ご参考にされてください。

お申し込みは【診療所へのお電話】でお受けしております。事前に希望される日をお考えの上お電話ください。

なお、予診票を印刷できるようにしておきました。お年に応じて様式が異なりますので、接種予定の日のご年齢に合わせて印刷してご利用ください。


インフルエンザ予防接種 予診票【~64才】

インフルエンザ予防接種 予診票【65才~】


印刷することが難しい場合は診療所でも記入することが出来ます。ご不明点がございましたらお申し込み時または外来受診時にご相談ください。



2023年8月12日土曜日

【だいじなお知らせ】かぜ薬の処方制限にご協力をお願いします

 ブログ担当の山田祐揮です。今回は、かぜ薬が品薄になっていることに伴う処方制限についてお知らせします。

現在、全国的に喉風邪が大流行していることや、コロナの感染拡大、そして一部製薬会社の製造ライン不備等の影響を受け、いわゆるかぜ薬(咳止め、痰切り)が深刻な品薄に陥っています。

また、一部の薬剤に関しては製薬会社より今後数年間にわたる供給量の低下が見込まれる旨の通知も出ています(原材料不足による)。

当院及び近在薬局でもかぜ薬の入荷量がかなり制限されてきており、今後みなさまに必要かつ十分なだけのおくすりが行き渡るよう、かぜ薬(咳止め、痰切り)に関しては下記のような対応とさせて頂きます。

みなさまにはご迷惑をおかけ致しますが、必要な時におくすりがない!といった事態に陥らないための対策ですので、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。


◆対象となる薬剤(主なもののみ)

*咳止め:メジコン、デキストロメトルファン、アスベリン、アストミンなど

*痰切り:カルボシステイン、ムコダイン、ムコソルバン、ムコサール、アンブロキソールなど


◆今後ご協力をお願いすることのある対応

・処方日数の短縮

・決まったタイミングでの服用→症状が出たときのみの服用(頓服)への変更

・同じような効能の漢方薬への変更

・予備として/念のためとしてお薬の日数を増やす対応をお断りさせて頂く

・1回量の減量




2023年7月26日水曜日

熱の入れすぎにご用心!~診療所かわら版7月号~

いつのまにすっかり…というより、思いっきり真夏になってしまいましたね。
真夏というより酷暑。四季を表す言葉というと盛夏とか、晩冬とか、どこか四季の変化を貴ぶ余裕や風流を感じる語が多いように思いますが、酷暑ばっかりは若干の恨み節を感じますね。昔の人も恨みたくなるような暑さというのがあったんでしょう、おそらく。
農作物が元気になっても、育ててるこっちがまいっちゃいそうですね。

読んで字のごとく、酷い暑さ。ここまでくると人間の身体も悲鳴をあげるのが相場ってもんです。
今日の東京なんて38℃だったそうですが、この数字、体温計に表示されたら立派に「お熱」ですよ、お熱。
人間の体温は36℃そこそこですから、酷い暑さになりますと体のお熱を外に出すことが苦手になります。そうすると行き場を失った熱ってのは体の内にこもります。人間の中が熱せられる…これを「熱中症」と申します。
熱いのがハートだけならいいんですが、残念ながら熱の方にはそんな分別はございませんで、熱せられちゃいけない人間のだーいじな臓器、そう、脳やら腎臓やらをダメにしてしまいます。そうなると動けなくなって救急車…ということも珍しくありません。侮ってはなりません。

有難いことに昨今は、厚生労働省が熱中症をどうやって予防したらよいか、わかりやすい資料を作ってくれています。その手引きを一部引用して今月のかわら版を作りました。よろしければご覧ください。
どうかみなさま、熱いのはハートだけにしておいてくださいますよう…




2023年6月10日土曜日

ダニにご用心!~診療所かわら版6月号~

 寒も緩んで野の花々も顔を覗かせる季節になりました。…それどころか昼間の暑さで汗ばむ日もあるぐらいですね。みなさま季節の変わり目、体調の変化にはどうぞお気をつけください。

さて、こう春めいて参りますと木々花々だけでなく虫たちも元気活発になるというのが世の常のようでして、診療所へも「ダニ」に咬まれて受診される方が増えてまいりました。

どこから入ったんだか、知らぬ間に忍び込んで体に食い込んでいる、ダニ。

痛いしかゆいし血は吸われるしで、見つけたら即刻つまんで取ってポイ!したくなるのが人情というものではありましょうが、実はあのダニ、『無理に取らないで』ほしいのです。

ダニの方もや~っと食べ物にありつけて必死に食いついていますので、無理に引っ剥がすとかじりついている口だけが皮膚の中に残ってしまい、痛みが残ったり傷が膿んだりしてしまうことがあるんです。そうすると咬まれた以上に痛いことに…

診療所にご相談いただければ、専用の器具ですぐに取ることができます(あまりに深々と食い込んでいると皮膚を切ることもあります)。

たかがダニ、されどダニ。ダニに咬まれた際は、なるべく早めに診療所におかかりください。


申し遅れました、私6月からブログの更新も担当することになりました山田祐揮と申します。

診療所でお目にかかりました際は、どうぞよろしくお願い申し上げます。




2023年5月29日月曜日

新型コロナウイルス感染症 5月8日から変わったこと

 すでにご存知のように2023年5月8日より新型コロナウイルス感染症が第5類感染症に分類され、住民の皆様の対応が大きく変わりました。

北海道庁のホームページにわかりやすくまとめられているため、リンクを掲載しておきます。

道民の皆様向け 令和5年5月8日から変わったこと(新型コロナウイルス感染症) 

一部重要な部分を抜粋し掲載しますので参考にして下さい。


眼科の遠隔診療が十勝毎日新聞に掲載されました。

 2023年3月24日より開始している眼科の遠隔診療が5月22日付けの十勝毎日新聞で紹介されました。

十勝毎日新聞「オンラインによる眼科診療始まる 更別村国保診療所」 

 現在は糖尿病患者さんの網膜症や黄斑浮腫のスクリーニングを主たる目的に患者さんに利用頂いておりますが、徐々に対象患者さんを広げて利用頂けるようにして参ります。

糖尿病で通院されている患者さんは気軽にご相談下さい。

2023年3月23日木曜日

医業も父親業も日々鍛錬。 第37回 卒業式にて 〜どんぐり通信 2023年3月号より〜

 

 毎年春にちなんだ子どもたちの話をさせて頂いておりますが、今年はわが家の話をさせて下さい。31日。長男の高校の卒業式に出席してきました。

コロナ禍が始まった年に入学し、コロナ禍の制限が続いたままの時期に卒業ですから、高校には全く出入りしたことがありませんでしたし、家庭での長男の姿しか見る機会はありませんでした。

「学校だるい」と毎日バスに間に合うギリギリのタイミングで出て行く姿(たまにリアルに乗り遅れる)や学校からの重要な情報を見逃してミスを繰り返す姿を見せつけられ「中学校時代と何も変わっとらんなあ…」と内心ため息をつくことの多い3年間だったように思います。

そんなこともありかなり無感情で式に臨んだのですが… そこには確かに3年間の成長を積み重ねた高校3年生たちがいたのでした。長男も間違いなくその中の1人として立派に立っていたのです。

長男のクラスメートの子が代表として答辞。苦悩あり喜びあり濃密な時間を過ごし、それを言葉にするだけの力がなければ読めない感動的な文章でした。こんな仲間たちと3年間過ごさせてもらったのか… 卒業式は来校できなかった保護者さんにもYouTubeで配信されていてそれは会場にも流されていたのですが、実は長男が放送局のメンバーとして昨年から実現していたものでした。

式が終わった後の教室には保護者も入れて頂けました。先生とクラスメートが和気あいあいと思い出を語り合いギターで歌ったり、プレゼントを贈ったり。その輪の中で友人と親しく過ごす長男は家庭ではみることのない光を放ち本当にいきいきとしていました。家庭で見せるうだつの上がらない男子の姿では決してなかった。

ちょっと変わったやつですがもう何も心配はいらない。いろいろ苦労はするだろうけれど4月から家を離れて暮らすことになっても自分のペースで11歩前へ進んでいける。そう確信した1日でした。心から「卒業おめでとう」と伝えたいと思います。

山田家では長女も中学校を卒業し十勝を旅立つことになりました。4月から突然夫婦2人だけの生活になってしまいます… 正直とてもさみしいですが夫婦仲良く楽しくやっていけるよういっそう努力をいたします。努力しないといけないですよね(笑)。

コロナ禍という特別な3年間、皆様のご家庭で子どもたちはどのような成長を見せてくれたでしょうか? 新たなフェーズに入るその前に振り返ってみると意外な発見があるかも知れません。

旅立ちの季節、ぜひそれをお子さんたちに伝えてみてはどうでしょうか? きっと子どもたちにとって大きな自信につながるのではないかと思うのです。

2023年3月

更別村診療所

山田康介

2023年3月7日火曜日

マスク着用の考え方の見直しについて(3/13〜)

3月13日(月)よりマスク着用の考え方の見直しがされます。

北海道庁のリーフレットを掲載しますのでご覧下さい。

詳細は以下のHPからどうぞ。

北海道庁「マスク着用についての取り扱い」 




2023年1月11日水曜日

水曜午後の診療体制の一部拡充について

 

 新型コロナウイルスワクチンとインフルエンザワクチン接種事業のため縮小しておりました

水曜日午後の外来診療体制を、インフルエンザワクチン接種事業の終了に合わせ一部

拡充いたしますのでご連絡いたします。

皆様のご理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。

【期間】

1月11日(水) 〜 3月31日(水)

【受付時間】

13:00 〜16:30(通常どおり)

【受診頂ける方】

急な病気やケガの方

定期受診の予約をお取り頂くことはできません。

2023年1月7日土曜日

出前宅配便(健康講座)のおしらせ

診療所では、毎年3月までの冬期間に「健康講座」を実施しています。今年は… 

「楽しく防ごう糖尿病~冬の毎日にスパイスを~」

と題し、診療所の医師が各地域に出向いて、お話しさせていただきます。 

寒くなり、家に籠りがちになったり、食べ過ぎが気になったりはしていませんか。 

行政区やサークルなどでお集まりの際に、ぜひ講座をご活用ください!! 

本年も健康な一年をお過ごしください 

お申込みは……診療所 TEL 52-2301

新年のご挨拶(診療所かわら版 1月号)


激動の2022年でした。

2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始しました。本格的な冬を迎えた今も戦闘が続き多くの人が苦しみと悲しみを抱えながら暮らしています。ヨーロッパで起きた戦争であるがゆえに日々の報道などから得られる情報が非常に生々しく、その理不尽さがリアルさをもって戦争を体験したことのない私に伝わってきました。

医師として人の命や人生に関わり毎日毎日あーでもない、こーでもないとこの地域で一緒に働く仲間と議論し努力を積み重ねていることが、たった1人の政治家のおろかな決断により無に帰してしまうのだろうか? そんな虚しさ、無力感を感じずにはいられませんでした。

国内に目を転じると新型コロナウイルスに振り回される毎日が今年も続きましたね。変異を繰り返しより多くの人が感染する一方で弱毒化が進んでいるようにみえます。長いトンネルの出口の薄明かりが見えてきた、そんな印象でしょうか。出口を抜けたその後の医療のありようはコロナ禍前とはまた違ったものになるでしょう。現在国ではコロナ禍で課題が浮き彫りになった「かかりつけ医機能」についての議論が進められております。

戦争やコロナ禍においては医療者1人の力は微力なものでしかありませんが、当診療所はどのようなことがあっても地域の皆さんに良質な「かかりつけ医機能」を提供しつづけてまいりたいと思います。

2023年もよろしくお願い申し上げます。


2023年1月1日

所長 山田康介

新年度のご挨拶 〜 診療所かわら版2024年4月号より 〜

例年になく少なかった雪が解け、畑の土が顔を出していますね。たった1分の通勤時間でも日差しに、はっきりと春を感じます。診療所は3人の新任の医師を迎え新たなスタートを切りました。この数年不在だった副所長クラスに堂坂医師が着任。「いつか一緒に仕事ができたらうれしいな」と思っていた頼もし...