2013年9月28日土曜日

イベントのお知らせ 〜 Care Do 北海道!

今日はイベントのお知らせ!



北海道の保健・医療・福祉・介護に関わる方,関心のある方みんな集まれ!
飲み食いしながら,あの人のお話を聞こう!
仲間を作ろう!つながろう!

ということで,ヤマダが東京の一般社団法人Medical Studioのサポートをいただき,北海道内の仲間と実行委員会を立ち上げてこんなイベントを仕掛けることになりました.

サッポロファクトリーですから,当然ビールあり,食事あり!
札幌観光の途中でふらっと立ち寄るだけでもOK!

関心のある方でしたらどなたでも参加OKです.
皆様お誘い合わせの上ご参加下さい!

イベントの詳しい情報はこちらをご覧下さい!

Care Do 北海道 HP

CareDo北海道 Facebook ページ



日時: 2013年10月12日(土) 13:30〜
場所: サッポロファクトリーホール
参加費用: ¥ 1,000
参加申し込み: こちら
プログラム(非常にゆる〜いイベントですので予告なく変更する可能性もあります…):

2013年9月26日木曜日

研修生から感想をいただきました.

更別国民健康保険診療所での実習を終えて

 私は当診療所で2週間にわたり実習をさせていただきました。実習の目的は、家庭医療について理解を深めることと、地域と医療の関わりを学ぶことでしたが、学生それぞれの目的に合わせて先生方が実習内容を考えてくださいます。私の場合、外来実習と、周辺施設の見学がメインでした。外来実習では、患者中心の医療というものを勉強しながら、最終的に自分で患者さんに問診をするところまでさせていただきました。施設見学をすると、村が高齢者の方々をどのように支援しているかがわかると思います。その他、訪問診療や乳幼児健診のように院外での活動も見学し、充実した内容でした。
 先生方は毎日の振り返りをとても大切にしており、学生のために時間をとって振り返りを共有してくださったりと、とても教育熱心な印象を受けました。
 実習中は病院の宿直室を使わせてもらったのですが、きれいな部屋で設備も整っていたので、快適でした。医局にも自由に入れるので、教科書を借りて勉強することもできます。
 更別村はとても美しい農村です。24時間営業のコンビニもありますし、診療所の隣には温泉もあり、とてもいい環境で生活できます。

 地域医療や家庭医に興味のある方は、ぜひ一度行ってみるといいと思います。
(医学部5年生)


実習お疲れ様でした!また,感想をいただきありがとうございました!!
短い間でしたが,いろいろな気づきを得て変化されていくのが私達にも伝わってくる実習でした.
是非ここでの経験を今後に生かして頂ければと思います.
また機会があったら是非診療所に来てくださいね.( I )

診療所実習の感想をいただきました.

家庭医療に興味があり、実際に自分の目で見てみたい、と思い
この研修に参加しました。

3日間という短い間でしたが、信じられないほど(?)たくさんのことを学ぶことが出来ました。
やはり、実際に現場に行ってみないとわからないことは多いと思います。

今回の研修を通して更別村と、この診療所が大好きになりました。
家庭医療に少しでも興味のある人は、ぜひ研修に参加してみてください。
絶対ためになると思います。そしてそのときは、温泉にも入ってみてくださいね。風呂好きにはたまりませんよ。極楽。

褒めちぎってしまいましたが、サクラではありません。本当に参加して良かったと思います。
この経験を、これからの勉強に活かして行きます。ありがとうございました。


(医学部4年生)

すばらしい感想をいただき,ありがとうございました!機会があれば,また来てくださいね~.(^^)

2013年9月23日月曜日

産業医って知ってますか?

一般の皆さんは「産業医」ってご存じでしょうか?
これ,何か分かりますか?騒音計です.
企業等において労働者の健康管理等を行う医師です.労働安全衛生法により、50人以上の職員がいる事業場には産業医の選任が義務付けられています。
実はヤマダ,「家庭医」の専門医・指導医であると同時に日本医師会認定の産業医でもあります.
更別村内では3事業場の産業医を務めさせて頂いています.(といっても,本業の診療所の業務など忙しさから,十分産業医として貢献できていないのが現状です・・・)

どんな仕事をするのかというと・・・
「この工場内部は●●という物質の濃度が基準以上に高いので,換気をしっかりして下さい!働く人には呼吸器保護のためにマスクの装着を確実にしてもらって下さい!」
とか,

こちらは粉じん計.
近くでハンカチをパフパフするとみるみる
数値が上昇.面白い.

「月に100時間以上の残業をしている職員が何人もでています.脳・心血管系疾患で倒れてしまったら労災になって,会社が訴えられてしまうこともありますから早急に改善して下さい!」
「職場の健診結果が悪いこの人は現在の業務を続けることは危険です.医療機関を受診してもらって,安定するまでは別の仕事をさせて下さい」
などと,指導をするのです.

この産業医の免許,5年ごとに免許の更新のため講習を受けなくてはなりません.土日を利用して合計7日間の講習を栃木県の自治医科大学で受けてきました.
毎日朝9時から夕方の5時40分まで講義・実習づくめです.
こんなに大学の講堂に缶詰にされるのは,医学部の学生時代以来.
ずばりきつい・・・

自治医科大学の階段講堂.


 産業医の仕事は普段元気に働いていて医療機関を受診することがほとんどない青壮年の男性を相手にすることが多いため,こういった方達の健康管理に関わることができるという点で貴重な仕事だと思っています.
職場の代表の方達にしたらこういった産業保健活動は「もうけ」にはダイレクトにつながらないため重視されにくい分野なのですが,更別村の住民皆様の健康を預かる家庭医としては少しずつでもより活発に活動できたらな,と思っています.





2013年9月14日土曜日

地域の(おやじの)ちから 〜どんぐり保育園に石窯登場!〜

これが石窯!
  更別村診療所が園医をつとめ,ヤマダ家もお世話になっている「どんぐり保育園」に現役・OBのおやじの皆さんによる石窯がほぼ完成,先日試食会が開かれました!
  今年はどんぐり保育園の認可10周年.それにあわせて数年かけて園庭を大改装.その目玉としておやじの皆さんが「石窯」を作ったのです!
  測量やら設計やら,材料の調達やら,実際の建築やら・・・おやじの皆さんそれぞれの技術や知恵を持ち寄って,手作りで.すごいですね〜.プロとしての技術をこんな風に普段お世話になっている保育園に,子ども達に,さらには地域のために還元している皆さん,本当にかっこいいです!
  「子どもに点滴をする」とか「赤ん坊の耳あかをとる」「子どもを泣かさないでお口をあーんとしてもらう」など仕事の外では活かせない技術しか持っていないヤマダは役立たずなので,時々建築現場にいって「がんばって!」と声を掛けるのみでした・・・
試食会の風景.
  試食会ではピザ,お肉,お好み焼き,ジャガイモ,りんごなど焼けるものは何でも焼いて食べてみましたが,おいしかったですね〜.ごちそうさまでした.
 
 実は更別,こんな風におやじ達がつながって自分たちも楽しみながら,いろいろな活動をしています.それぞれに子ども達やお世話になっている保育園や幼稚園,または小学校の少年団など,仕事を離れて何か子ども達のためにという思いで関わっている方が多いと思います.そして飲み会などで顔の見える関係が作られていく.
焼き上がったピザ.美味しそう!
  ヤマダも仕事の合間を縫うようにいろいろなところに関わらせて頂いておりますが,そうしてこそ地域がよりよく見えてきますし,「この地域で生きている!」という実感がもてます.そして何より楽しい!



  田舎に赴任する医師は地域からみると「外様」であることが多く,このように地域と深く関わることを好まれない方も多いのですが,ヤマダはこれこそが田舎の家庭医の醍醐味だと思っています.

新年度のご挨拶 〜 診療所かわら版2024年4月号より 〜

例年になく少なかった雪が解け、畑の土が顔を出していますね。たった1分の通勤時間でも日差しに、はっきりと春を感じます。診療所は3人の新任の医師を迎え新たなスタートを切りました。この数年不在だった副所長クラスに堂坂医師が着任。「いつか一緒に仕事ができたらうれしいな」と思っていた頼もし...