2017年1月6日金曜日

医業も父親業も日々鍛錬. 第24回 子どもが開く新しい世界 〜どんぐり通信2016年1月号より〜

 「ついに終わってしまった.」
 6年生の息子が更別ジャガーズ(野球少年団)を卒団したとき,そんな気持ちになりました.
 「野球をやる.」息子が言い出したのは2年生の冬です.月曜日を除く平日は毎日3時間の練習.土日は試合づけで年間80試合以上こなす.「ふるさと館」が可能にする雪解け前2月からのシーズンイン.当然ながら保護者のサポートなしには成立しませんので出番が多い.4年間,全うできる気がしなかったのを覚えています.
 平日は遅くまで仕事,土日は出張で不在がちな私ですが,空いた時間はほぼすべて練習や試合のお手伝いです.負担感もありましたが,いつの間にかそのような気持ちは薄らいでいきました.
 野球を通じて子どもたちが更別ジャガーズという小さな社会の一員として成長して行く姿に目を奪われたのです.監督,指導員の皆様と保護者の私たち.みんなで見守る中で,自分のことだけで精一杯の子どもたちが仲間を思いやり励まし合うようになり「チーム」を作っていく.その過程を間近でみられるのはチームスポーツならではのことかも知れません.
 練習や試合,その後の飲み会で保護者同士の交流も深まり大人同士の友情?みたいなものも生まれ,気がつくと練習や試合に積極的に参加し心の底から楽しんでいる自分がいました.
 華々しい成績は残せなくても,最後までやりきった子どもたちを誇りに思う気持ち,皆さんへの感謝の気持ち,同時に一抹の寂しさ.いろいろな感情が入り交じった,10月末の解団式でした.
 今まで経験したことのない世界,新しいチャレンジと学び,人生の充実…そういったものを子どもが半ば強制的に与えてくれることもある.私はそういうものは(医師という)仕事から与えられるものと思っていたのですけれど,そんなことに気づいた今日この頃です.
 皆様はいかがでしょうか? そんなこと,とっくに気がついてました?
 クリスマス,お正月,冬休みがやってきますね.この冬,子どもたちは私たちにどんな新しい世界をみせてくれるでしょうか?
201612
更別村診療所

山田康介

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