2014年6月28日土曜日

スマホやテレビは・・・ 〜十勝毎日新聞2014年6月22日 子育て欄掲載のエッセイより〜

十勝毎日新聞の子育て欄「おおきくなぁれ」のコーナーに不定期にエッセーを連載させていただいています.
6月22日に掲載された記事を紹介します.

テレビにゲームにスマホなど・・・
子育てをしていると必ずぶち当たる悩み.
「●●レンジャーや○○ライダーは乱暴なのでみせたくない」
「3D△など,けしからん.もっといい遊びをして欲しい」
「ケータイやスマホはいつ与えたらよい?」
 読者の皆さんのご家庭ではどのように考え,対応されているでしょうか?
 このような子育てエッセイを書いている程だから山田の家には●●レンジャーも3D△もない,すごい子育てをしているのでは?と想像された方もいらっしゃるのかもしれません.
 確かに私個人は●●レンジャーに興味は全くないですし,ゲームの類いは実は嫌いな方です(下手なので).内心あまりよく思っていないのですが,しかしこれが現実.子どもたちがこういうものに関心を持つのは当然ですし,欲しいと思う気持ちをとめることもできません.小学4年生男児と小学1年女児の2人の子がいるわが家ではこういったものを子どもたちから「遠ざけない」ことにしています.
 ○○ライダーを見ていた子は犯罪者になる可能性が高い,などという報告を聞いたことはない.まねをして友だちに痛い思いをさせてしまう.「ああ,テレビでみたことをそのままやってはいけないのだな」となる.それってとても本質的な学びだと思うのです.
 ゲームだとか,タブレット端末で動画をみることについては家族みんなで相談して決めたルールの下で楽しむことにしています.ゲームや動画を一緒に楽しむことはできませんが,このルール作りとそのルールを守ることを通じて子どもたちと真剣に向き合い対話するよい機会になっていると思います.
 ケータイやスマホも同様で,いつか子どもたちに与えざるを得ないときがくるのだろう,と思っています.そのときはインターネットの世界やSNSの便利さとそのうらにある危険性を教え,上手に利用しながら生きていくことを話し合うよい機会にしよう,ともくろんでいます.

 さて,皆さんのご家庭では?

山田康介

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