2013年7月27日土曜日

ライフスキル教育の研修会に参加しました.

 7/25(木)〜7/26(金)ヤマダは自己研修で伊丹市で開かれたJKYBライフスキル教育研究会主催,健康教育ワークショップに参加して参りました.
 皆さん,青少年の現在,そして将来の健康に深く関わっている6つの危険行動をご存じでしょうか?
 米国のCDC(疾病管理・予防センター)は以下のように報告しています.
(1) 故意または不慮の事故に関する行動
(2)喫煙
(3)飲酒および薬物乱用
(4)望まない妊娠,HIVを含む性感染症に関係する性行動
(5)不健康な食生活
(6)運動不足

タバコの広告がいかに青少年に誤ったタバコの
イメージを伝えているかについての分析を行う
授業をみんなで学んでいます.
 これらの危険行動は青少年期につくられて,学年が進むにつれて習慣化・深刻化,大人になるころには修正が非常に難しいほどに固定化してしまうのです(朝食を食べない,とか,つい味付けが濃くなってしまう,とか,タバコ,とか・・・).
  ということはできる限り早期にこうした行動をとらないよう予防することが大事と言えます.
  また,こうした行動は相互に関連性が強い(早期に性交を経験する子どもは喫煙率も高い,など)ことが明らかになっており,その原因として・・・
(1)両親,友人,マスメディアなどの社会的要因
(2)知識,態度,それに加えてライフスキルといった個人的要因
の2点があることが分かってきました.

この中でもとりわけ重要であることが分かってきたのがライフスキルです.
ライフスキルは
こちらはセルフエスティーム(健全な自尊心)を
形成するための授業の学習です.
雑誌からお気に入りの写真をスクラップしている
だけのように見えますが・・・?
(1)セルフエスティーム(健全な自尊心)
最重要な基礎として
(2)目標設定スキル
(3)意志決定スキル
(4)ストレス対処スキル
(5)対人関係スキル
からなります・・・・・

と珍しくずいぶん堅い内容になってしまいましたが,ヤマダはこのライフスキル,更別の子ども達にしっかり身につけて社会に旅立ってほしいな,と願っています.
こういった能力を身につけることが真の意味で病気の予防になるのだと思いますし,何より変化の激しい社会の中で豊かな人生をおくるために最も重要なスキルだと思うのです.

しかし,暑い! 夏の関西の屋外はどこに行っても
「福祉の里温泉の脱衣室」状態!と説明すると
多くの更別村民に分かって頂けるのではないでしょうか?
ということで,こういったスキルをどうやって子ども達に伝えるのか,研修会に参加してきた,と言うわけです.
前置きが長いな・・・

学校の先生方中心の研究会だったのでヤマダは唯一の医師.
やけに物珍しがられましたが,とても楽しく,何よりも非常に良い学びになりました.









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