診療所かわら版3月号の記事をご紹介します.
今回は、高齢になった時に注意すべき「廃用症候群」についてお話しします。
今回は、高齢になった時に注意すべき「廃用症候群」についてお話しします。
全ての方は病気の有無にかかわらず老いていきますが、老いだけでなく、何らかの病気などをきっかけに一気に進行するような「身体の活動性が低下することによって生じる一連の機能低下」を、「廃用症候群」と言います。例えば、インフルエンザでしばらく寝込んでいると歩きにくくなるなどは、誰でも経験しうることだと思います。
この廃用症候群は特に高齢の方に発生しやすく、きちんきちんと対策を行えば回復する(それでも低下した期間に比べて3倍の時間を要する)のですが、対応次第ではその後も元に戻らず、身体能力は落ちたままとなります。いつまでも元気な身体を保つためには、この廃用症候群を起こさないことがとても大切です。
では、起さないためにはどのようなことを心がければ良いでしょうか?何かのきっかけで身体の筋力などの機能が弱った時、ポイントは3つあります。
① 生活をなるべく早く元通りに戻す
②
簡単なリハビリを行う
(基本的な体操などは当院のリハビリや介護予防教室などで指導しています)
③ ①・②を気長にじっくり行う
(これらの回復の効果はすぐには現れないため、じっくり取り組む必要があります)
この3点です。更別村はリハビリの体制や、運動や体操を指導する場も多く用意されています。ぜひ皆さんが今後も元気に過ごせるように、もし身体の機能が弱ったなと思った時には一声かけていただけましたら幸いです。診療所スタッフ一同、皆様と一緒に対策を考えさせていただきます。
【副所長 ナカムラ】
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