2013年2月23日土曜日

在宅でなくなったAさんを偲んでご家族と

ご自宅でお看取りをさせて頂いたAさんの在宅でのケアを,ご家族,支え続けて下さった訪問看護ステーションかしわのもりのマツヤマさん,ケアマネージャーのササキさん,私達医師で行いました.

悪性腫瘍を抱えていたAさん.
幸いにも穏やかな経過でご家族の見守る中,静かにお亡くなりになることができたのでした.

ご自宅でのお看取りはご本人やご家族の強い希望があって実現することが多いのですが,Mさんの場合そのどちらでもありませんでした.Mさん自信もご家族も入院で最期をお迎えになることをイメージしていたようです.
私達からも在宅でのお看取りを積極的にお勧めしたわけではなく,ご本人の苦痛の緩和に努め,ご家族の不安に耳を傾け支え続けているうちに自然とご自宅でのお看取りに結びついていった,そんな感じでした.

ふり返りの最後は参加したメンバー1人1人が感想を述べ合って終了.
ご家族からは「最後まで自宅でみることができて良かった」と感想をいただくことができました.ほっとするのと同時に癒される思いがするものですね.

ヤマダは・・・

最近,よく知るなじみの患者さんとのお別れが増えてきました.
ヤマダにとってAさんもそんな方達の1人.
Aさんのお父様も訪問診療でお伺いしていましたし,数年前に先立たれたAさんの奥様をお看取りしたのも私達.もう大きくなったお孫さん達は小さな頃はよく診療所を利用して下さっていました.
更別に赴任して5~6年ころとはまた違った気持ちで患者さんとのお別れを受け止めている自分自身に気づきました・・・

そんな感想を述べさせて頂きました.

ふり返りの場を設ける提案をして下さったマツヤマさん,ありがとうございました!

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