更別に医師と作業療法士を派遣している北海道家庭医療学センターが医療連携コーディネーターと理学療法士または作業療法士を募集しております.
今年から中札内村立診療所も私たちが診療させて頂くこととなり,両診療所が一体的に更別ー中札内人口7000人の皆様の地域医療を守っていく体制となりました.
連携コーディネーターとリハビリ職はそのために欠かすことのできない職種です.
応募をお待ちしております.
写真は十勝毎日新聞に掲載された募集の記事です.
更別に医師と作業療法士を派遣している北海道家庭医療学センターが医療連携コーディネーターと理学療法士または作業療法士を募集しております.
今年から中札内村立診療所も私たちが診療させて頂くこととなり,両診療所が一体的に更別ー中札内人口7000人の皆様の地域医療を守っていく体制となりました.
連携コーディネーターとリハビリ職はそのために欠かすことのできない職種です.
応募をお待ちしております.
写真は十勝毎日新聞に掲載された募集の記事です.
12月1日17:30ころより暴風による停電が続いておりましたが、12月2日 15:30ころ復旧致しました。12月3日は通常通りの診療を行います。
更別村国民健康保険診療所
所長 山田康介
12月1日の暴風雨により当診療所を始めとして更別村内広範囲にわたり停電しております。
停電が復旧するまでの間、外来診療を縮小して実施致します。
お薬が数日余っている人など不要不急の受診はお控えいただきますようお願いいたします。
2021年12月2日
更別村国民健康保険診療所
所長 山田康介
インフルエンザの予防接種のご案内です.
2020年度は多くの方が感染予防にとりくみワクチンを接種したため流行せずに終わり
ましたが,今年度も同様に流行しないとは言えません.
現実として8月には子どもたちの間でRSウイルス感染症が流行しております.
早めの接種をお勧めしたいと思います.
【実施期間】
10月13日(水)~12月24日(金) 毎週 水・金曜日 村内在住者のみ予約可
※ 水・金曜日に都合のつかない方は、毎週月・火曜日の午後の診療で接種することができます(各日4名まで). 1箱から2名分用意することができますので、薬の無駄をなくすために偶数名でのお申込みにご協力願います.
【接種の時刻について】
〇 感染対策のため接種時間と人数を区切って接種致します.
【接種場所】
福祉の里総合センター・集会室
(月・火曜日は、国民健康保険診療所)
【接種料金】
1回1,000円
※ 村民の方が他の医療機関で摂取した場合、償還払いで助成を受けることができます。
詳しくは、保健福祉課(電話53-3000)までお問合せください.
【接種回数】
13歳以上の方は1回
13歳未満の方は2回(2回目の接種は、3~4週間後をお勧めしています).
【ご予約】
電話予約:0155 - 52 - 2301
月〜金曜日の午前8時30分から午後5時15分まで
【その他のお知らせ】
販売元からのワクチンの供給状況の変動により、
申し込みいただいてもすぐに接種できない場合がありますのでご理解願います..
予防接種(任意接種)の料金をご紹介します.
(すべて1回当たりの接種料金です)
A型肝炎 ¥7,505
B型肝炎 ¥ 6,257 または ¥6,339(ワクチンのメーカーにより違いあり)
麻疹 ¥ 6,398
風疹 ¥ 6,570
麻疹・風疹混合 ¥ 9,320
おたふく ¥ 6,515
水痘 ¥ 8,330
小児肺炎球菌 ¥ 11,355
高齢者肺炎球菌 ¥ 8,550
ヒブ ¥ 8,220
日本脳炎 ¥ 7,307
BCG ¥ 7,120
ロタウイルス ¥ 14,413
4種混合 ¥ 10,647
破傷風 ¥ 4,563
帯状疱疹 ¥ 20,864
ヒトパピローマウイルス ¥ 17,130
2021年7月に当院から更別中央中の生徒と保護者の皆さんに宛てて配布したコロナワクチンに関する情報を,こちらにもご紹介します.
その他の市町村の12歳〜16歳のお子さんへの接種について検討されている皆様に参考になれば幸いです.
2021年6月1日,ファイザー社の新型コロナワクチンの12歳以上の接種が承認され,中学校生 徒も接種が可能な状況となりました.現時点(2021年7月初旬)で私たち医師が信頼できると考える情報を改めてご 提示したいと思います.
◯更別村診療所で打つ予定のワクチンは?今後の実施予定は?
ファイザー社のmRNAワクチンです.
現在保健福祉課から案内されている日程以降は実施の予定がありません.
◯小児への有効性は?
2021年6月に発表された国外の報告により,ワクチン接種後の抗体上昇率が成人よりも高いこ
とがわかりました.したがって,新型コロナワクチンは小児に接種した場合も成人と同等以上(95
%以上)の効果を発揮することが予想されています.
◯小児における副反応の割合は?
厚労省から小児に関する副反応の情報が発表されていないため,20歳代の報告にかえさせて
いただきます.
日本における20歳代の接種後反応の報告
37.5度以上の発熱 :約5%(1回目) ,約50%(2回目)
接種部位の疼痛 :約90%(1回目),約90%(2回目)
倦怠感 :約25%(1回目),約75%(2回目)
頭痛 :約20%(1回目),約60%(2回目)
※男性よりも女性においてやや頻度が高いようです.
◯アナフィラキシー(強いアレルギー反応)や重篤な副反応は?
アナフィラキシーに関しては国内の一般人口において100万人中13件という報告があり,死亡
にいたった事例はありません.その他,現時点で,国内の一般人口においてワクチンとの関連が
証明された重大な副反応の報告はありません.
◯小児特有の副反応は?
きわめて稀ですが,思春期〜若年成人においてワクチン接種後の軽症の心筋炎(※)の報告
があります.
多くは2回目接種後の発症で,女性よりも男性に多いようです. ほとんどは対症療法
のみで退院しています. 一方,若年者が新型コロナウイルス感染症にかかった場合には,ワクチンを接種した場合より
もはるかに高い頻度で心筋炎がみられます(米国の研究によると,新型コロナウイルス感染症に
かかった若年者(平均19歳)の2.3%が心筋炎を発症しています).
こうしたことから,米国では思春期・若年成人へのワクチン接種を推奨していますし,日本の厚
労省も,「現時点において接種体制を変更するほどの懸念は認められない」としています.
※心筋炎とは,心臓の細胞に炎症がおこり,心臓の動きが悪くなったり不整脈を起こしたりする病気です.
以上です.ワクチンの接種はそれぞれのご家庭でお子さんと話し合って決められると良いと思
います.
もし心配な点があれば個別に診療所にご相談いただいても結構です.どうぞよろしくお
願いいたします.
今回参考にした資料
1)Current Overview of COVID Vaccines as of June 2021.
https://www.pc-covid19.jp/files/topics/topics-23-1.pdf
2)新型コロナワクチンQ&A 厚生労働省
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0079.html
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0044.html
3)Safety, Immunogenicity, and Efficacy of the BNT162b2 Covid-19 Vaccine in Adolescents | NEJM
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2107456
4)健康観察日誌集計の中間報告(9)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000802343.pdf
5)新型コロナワクチン接種後のアナフィラキシーとして 製造販売業者から報告された事例の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000790072.pdf
医師 棟方智子(むねかた さとこ)
11年間ありがとうございました。
医師 松本百奈美(まつもと もなみ)
栃木県にある獨協医科大学病院総合診療科から更別村に来て、早一年が経ちました。
メディアで新型コロナワクチンに関する様々な情報があり、適切に判断するのが非常に難しいと思われます。最新の情報を診療所医師の見解も含め、紹介します。更別村での具体的なワクチンスケジュールに関してまだ未定なので、しばらくお待ちください。
分からないことは診療所の医師に気軽にご相談ください!
「どういったワクチンなの?」
複数の製薬会社から出ていますが、現在開始予定になるワクチンはメッセンジャーRNAワクチンという新しい技術を用いたワクチンです。これらのワクチンが接種されると、ウイルス表面のトゲの部分(図の〇部分)のタンパクが作られ、それを元にウイルスに対する免疫がつくことになります。生きたウイルスはワクチンの中には入っておらず、またすぐに処理されるため人間の遺伝子の情報に変化が加わることもありません。
接種回数は2回、間隔を3週間空けて接種します。筋肉注射で、肩の上のほうに注射します。自己負担費用はかかりません。
「効果はどうなの?」
今あるワクチンと比較しても、発症予防効果が非常に高いもの(95%以上)となっています。ちなみにインフルエンザワクチンの発症予防効果は約50%です。ここでいう発症予防効果とは、「水を接種した人の発症率よりもワクチンを接種した人の発症率のほうが95%少なかった」ということです。新型コロナウイルスで重症化の危険が高いとされている高齢者・基礎疾患をもつ人でも、65歳以上の発症予防効果が94.7%、重症化の危険がある人の発症予防効果が90.9%と高い効果が期待されます。また感染した際の重症化を防ぐ効果も期待されています。
「安全性はどうなの?」
基本的には安全に大きな問題はないと考えられます。最も頻度が高い副反応は注射した部分の痛み(接種後12~24時間に強い)です。全身の副反応(だるさ、頭痛、発熱など)は概ね2日以内に改善します。
「アナフィラキシー(重いアレルギー反応)は大丈夫?」
ワクチン接種後の危険な副反応としてアナフィラキシー(複数の臓器に急速に現れる緊急性のあるアレルギー反応で、息苦しさ、失神、下痢、皮膚の症状など)があります。他の薬と比較して特別アナフィラキシーの頻度が高いわけではありません(図参考)。接種後短時間で起きることがほとんどなので、接種後30分間は院内でスタッフがすぐ対応できるように経過観察する時間を設ける予定です。もし起きたとしても、薬を使えば必ず治ります。ワクチンや薬、食べ物などでアナフィラキシーを起こしたことがある人は慎重に検討したほうがよさそうです。アナフィラキシー以外のアレルギー(花粉症、食物アレルギー、アトピーなど)は大きな問題はないとされていますが、心配な人は医師と相談しましょう。
「まだわかっていないことは何?」
・ワクチンの予防効果がどのくらいの期間続くかわかりません。
・無症状の感染に対しての予防効果ははっきりしたことは不明です。
・他の人への感染を予防できるかは不明です。ただ症状のある人を減らすことで感染拡大は予防できるだろうとされています。
「現時点の診療所医師としての考えは?」
安全性に重大な問題はなく、十分効果があるため、ワクチン接種は望ましいと考えます。人によって背景やワクチンの考えが異なるため、それぞれ正しい情報を元に判断することが望ましく、今回の情報も参考に考えていただければと思います。またワクチンを接種したとしても、当面は現在の感染対策の継続が必要となりますので、油断しないことも大切です。引き続き皆さんのご協力よろしくお願いいたします。
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